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★ 最新KIZZ 情報!! (09/02/02 更新)
★     
★   『 お知らせ~ [KIZZ]は活動停止します ~ 』
★     
★   kizz_armyでございます。

★   約7年半に渡り、ご愛顧いただきました
★   KISSトリビュートバンド 【KIZZ】ですが、
★   2008年末を持って、活動を停止する事になりました。

★   既にライブも決定している中での決断だったため、
★   関係各位には多大なるご迷惑を
★   お掛けしたことを改めてお詫び申し上げます。
★   
★   まさに、「語りつくせば尽きないけれど…」と
★   言った思いではありますが、
★   またいつの日か、違った形になるかもしれませんが、
★   なんらかの形でみなさまとお会いできる日が来る事を
★   ちょっと期待して…

★   ほんとうにいままでありがとうございました。
★   皆様の KISSライフが 更に充実する事を願いまして…


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《ニュース!!》
   『KIZZ』の出演している映画がありました!
   タイトルは「スペースポリス」

   詳細は該当記事にて…
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《きれいな日本語を話したい!》

『びわ事件(後編)』
えっと、ほんとは今日は「キングコング」の話にしようかと
思っていたのですが、これ以上ひっぱるとほんと怒られそうなので

『びわ事件(前編)』に続きまして、「後編」をお送りします。(^^;



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まさに、
「オレンジ色の誘惑」
だった。

果樹園でもない、ましてやお店でもない、
家の近所に生えている単なる木が、
こんなに甘くておいしい実を付けると言う事実が、
自然の恵みの偉大さが、
彼らの心に更なる誘惑をもたらしたのだろう…


とは言え、実は事は単純だ
「もっとたべたい」
それだけである。


相手は立派に実をつけている「びわの木」である。
山の巨木ではないにしろ、それなりの貫禄を誇っている。

小学生である彼らの手の届く範囲などと言うものは高が知れている。
木によじ登るのも効率が悪い。

緊急作戦会議が開かれた。

「脚立持ってきちゃおうか?」

さっきまでは「蜂の子狩り前線基地」だったしんちゃんの家は
一瞬にして「びわの実狩り前線基地」へと変貌した。

脱兎の如くきびすを返し、向かうは「前線基地」…
作戦を遂行すべく「装備」の準備をしなければならない。

今はあまり見かけなくなった、木で出来た脚立を調達。

作戦はそれなりの時間を要するかもしれない…
その間に襲い掛かる敵である、薮蚊の大群に対抗するための
蚊取り線香を持つことも忘れなかった。

不思議なものだ。 妙に知恵が回るものである。


皆で脚立を担ぎ、行進するかの如く目的地へ向かう。

さっき乗り越えたコンクリートブロックの塀…
今回は、まず脚立をその塀の向こう側へ乗り越えさせる事から
始めなければならない。

連係プレイが光る!

チームワークが事をなんともスムーズに運ばせる…

先ほどの感激のオーラがまだ残るかのような、
「びわの木」の下に脚立をセッティングする。

蚊取り線香に火をつける。

準備万端… いよいよである。

さっきまでは届かなかった所へも、簡単に手が届く…
まるで征服者にでもなったかのような感情が3人から溢れている。

前線基地にて待機している者がいるのならば、
きっと「作戦成功」と言う文字をモニター越しに見ていたに違いない。

全ては順調、と思われた まさにその時だった…


「おかぁちゃん! まだ、もがんでいいよぉ!」


何の事はない、「雑木林」と勝手に思い込んでいたその場所は
単なる「他所様の裏庭」だったのだ。

気が付いてみれば、「びわの木」のすぐ脇はその家の壁…
そして、裏庭に面した部屋の窓際…

その窓の奥には、声と同時に既に人の影が見えている…

裏庭に人の気配を感じたその家のお兄ちゃんが、
てっきり母親が裏庭のびわの実をもいでいるのものだと思い、
声を掛けてきたのだった。


一瞬の戸惑い、動作の凍結、そして事を悟った…
コンマ何秒かの時間だったろう…


「やばい! にげろ!」


とは言ったものの、脚立から降りなければならない…
そして、周りはコンクリートブロックに囲まれている。


八方塞! 絶体絶命!!


その家のお兄ちゃんの行動も早い…
既に裏庭へ出てきたと思われる場所で、声がしている。

なおさんは、既に一番奥へ向かって走り出していた。


残された二人は…

「もう間に合わない」

この状況で走り出しても、塀を乗り越える手間がかかる分絶対に捕まる…

とっさに出た行動… もうそれしか彼らには残されていなかったのだ。
しかし、その行動が出来ただけでも実は中々のものだったのかもしれない…

脇にあった小さな木の下、大人の膝程度まで雑草に囲まれた
その小さな木の下に二人でうずくまった。

二人が重なりあい、敵に襲われたアルマジロの様に身体の全ての部分を
腹の部分に寄せ集め、これでもかと言うくらいに小さく丸まった。

息を潜める、しかし、自分の鼓動と呼吸の音は、
まるで自分の体全部がスピーカーになったかの如きボリュームで
体中に響き渡っている。

足音が後ろから近づく…

「まてよっ! おらぁ~っ!」

怒声が響き渡った…

先に逃げたなおさんの姿を捉えた様だった。

更に、足音が近づく…

「みつかりませんように…」

小さくなった二人には、まるでガリバーの様な大きさの足だった。
まさに50cm程先の草の中に、その足が見えはじめたのだ。

「もうだめだ」

ぐっと、上から頭を押さえつけられるその瞬間を思い、身構えた。
無意識に息が止まる。



だが、次の瞬間その足は 速度を増し通り過ぎていったのだった。

そう、最初から視界に入っていた、先に逃げたなおさんの姿を
追いかけていたお兄ちゃんには、二人の姿は目に入らなかったのだ。


「たすかった」


充分にその足音が遠ざかってから、二人は反対方向に全力で駆け出した。
そして、コンクリートブロックの塀を乗り越えると、
「前線基地」を目指して 全力で走ったのだった。

「なおさん逃げ切って…」と、心の中で唱えながら…

ちょっとした時間の差と、行動のブレが原因であるとはいえ、
実際にはなおさんは囮になってしまったも同然だった。

最悪の状況を考えれば「人質」である。

なんとか逃げ出したとは言え、とても落ち着いていられる状態ではない。
ほうほうの体で「前線基地」に辿り着くと、
これはさすがに子供だけで解決できる範疇を超えていると判断した。

そこで、しんちゃんのお父さんに報告した。

もちろん、最悪、なおさんが人質として囚われの身になっているかもしれない
事を含めてだ…

怒られる事を覚悟していたのだが、
「ばかだなぁ~」と、とくにどやされる訳でもなく、
「なにやってんだか…」程度の対応…

そこへ、ヘトヘトになりながらなおさんが逃げ帰ってきた。

「よかったぁ~~」

と、声が揃う。

所が、まだ問題が残っている。
本人たちは、命からがら逃げ帰ったはいいが、
そう、今度は「脚立」が「脚立質」になっている可能性があるのだ。

その事も、しんちゃんのお父さんに報告すると。


「わかったわかった、後で俺が謝りに行っとくから…」


「さすが、しんちゃんのお父さん!」 である。


まだまださっきまでの恐怖は消え去らないが、
安堵の時間が訪れた事は間違いがなかった。


実はこの時のなおさんはある奇跡を起していた。
コンクリートブロックの塀に囲まれた所から、
大人の足に対抗してどうやって逃げ出せたのだろうか?

当時のなおさんはお世辞にも痩せている方ではなかった。
当然、足だってそんなに速くはない。

それがわかっていたから尚更、
残された二人は心配していたのだった。

その奇跡は、なおさんの背中に付いた刺し傷が物語っていた。

あの「雑木林」… いや、あの「裏庭」にはきちんと
裏門が付いていたのだった。

しかし、それは木戸の様なモノではなく、かなりしっかりとした作りの
鉄格子状の門だった。

しかも、アーチ状になっている門の上部は、その鉄格子を形成する
鉄棒の一本一本がむき出しになり、更にその先端は、
悪魔の尻尾の先の様な形に仕上げてあったのである。

もちろん、小学生の背丈をはるかに超える高さを誇っている。

そこを乗り越えた時に、背中に少しその槍部分が刺さったと言うのだ。


ほとぼりが冷めた頃、3人でその鉄格子の門を見に行った。

どう考えても、小学生が乗り越えられる代物ではなかった。

そりゃそうだ、大人だって簡単に乗り越えられない様に防犯の意味で
そういう形状になっているわけなのだから…


「どうやったら、ここを乗り越えられるんだぁ?」

3人で大笑いした。

乗り越えた本人でさえ、どうやったらそこを
乗り越える事ができたのかまったく想像ができないと言うのだから…

「火事場のバカ力」を目の当たりにした。


その時既に「びわ事件」と言う見出しが脳の中に沈着した。
その時既に「びわ」を見たら絶対にこの事を思い出すだろうと思った。

案の定…
「びわ」なんか見なくたってこの「びわ事件」を思い出す。

「なにかに追いかけられ… そして逃げる…」と言うリアルな体験として…
そして、仲良し3人組の 楽しい楽しい 思い出として…

あのびわの甘さといっしょに…







「なにかに追いかけられる… そして逃げる…」


あなたは、誰かに追いかけられて必死に逃げるという、
その恐怖をリアルに体験した事がありますか?



おわり

※この話は史実を元にしたフィクションです。(^^;


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<あとがき>
まぁ、ほんとに昔の事なんで出来事が前後していたり、
細かい部分はあやふやだったりしてると思います。

でもね。息を潜めて丸まってた瞬間の事はほんとよく覚えてるのよね。
でもって、あとで見に行ったトゲトゲ状の裏門…
ふと思い出したんだけど、いわゆる「バラセン」も巻いてあった様な…
ほんとびっくりしたわ!

「よくぞ、乗り越えた」ってもんだわさ!(^^;

柿なんかだと、どこにでもいっぱいあった、珍しいものじゃなかったし
大体が渋柿だったし…(^^;

でも、びわはちょっと珍しかったんじゃないかな…

しんちゃんのお父さんも亡くなられたそうでさ…
しんちゃんの家の裏には小さな作業部屋みたいなのがあってねぇ、
そこはしんちゃんのお父さんがプラモデルやら、ラジコンやらを
製作する作業場になってたのね。
もう、子供からみたら部屋自体がおもちゃ箱みたいところでさぁ
そんな部屋にあこがれたもんさ…(^^;

なんだかこうやって文章にしてみると不思議な気分だね。

昔の子供だった自分を客観的に俯瞰してるみたい…
テレビで自分たちを見てるみたい…

そんな感じがしましたとさ…

しんちゃん、なおさん、読んでる?(^^;




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by kizz_army | 2006-01-31 09:09
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