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★ 最新KIZZ 情報!! (09/02/02 更新)
★     
★   『 お知らせ~ [KIZZ]は活動停止します ~ 』
★     
★   kizz_armyでございます。

★   約7年半に渡り、ご愛顧いただきました
★   KISSトリビュートバンド 【KIZZ】ですが、
★   2008年末を持って、活動を停止する事になりました。

★   既にライブも決定している中での決断だったため、
★   関係各位には多大なるご迷惑を
★   お掛けしたことを改めてお詫び申し上げます。
★   
★   まさに、「語りつくせば尽きないけれど…」と
★   言った思いではありますが、
★   またいつの日か、違った形になるかもしれませんが、
★   なんらかの形でみなさまとお会いできる日が来る事を
★   ちょっと期待して…

★   ほんとうにいままでありがとうございました。
★   皆様の KISSライフが 更に充実する事を願いまして…


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《ニュース!!》
   『KIZZ』の出演している映画がありました!
   タイトルは「スペースポリス」

   詳細は該当記事にて…
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《きれいな日本語を話したい!》

『びわ事件 (前編)』
「なにかに追いかけられる… そして逃げる…」

単純に恐怖を感じる筆頭ではないだろうか?
ホラー映画の中で、異形のものに追いかけられる主人公と共有する恐怖…
追いかけてくる相手が顔見知りであっても、
又、見知らぬ者であったとしても、
夢の中で追いかけられる恐怖と言うのは、
誰でも1度や2度は経験のある、共通体験ではないだろうか?


「なにかに追いかけられる… そして逃げる…」

顔は恐怖に引きつり、だんだんいう事をきかなくなる足に苛立ち、
乱れる呼吸が更に恐怖を増す。

あなたは、誰かに追いかけられて必死に逃げるという、
その恐怖をリアルに体験した事がありますか?








特に「盗む」と言う意識はなかった…
テレビやマンガに出てくる、ちょっと昔の典型的な悪ガキの
真似をしていると言う意識もなかった…







今となっては、テーマパークにさえなってしまう、
あの懐かしい「昭和」の風情がリアルな時として流れるあの頃…

近所の垣根の花をちょっと摘んでは蜜を吸ったり、
川原の土手に生えている土筆(つくし)を摘んだり、
「しびびぃ~」と呼ばれた豆の鞘を摘んだり、
川のおたまじゃくしやザリガニを捕ったり、
それは普通の事であり、だれかに咎められる事もなく、
ましてや「盗(と)る」と言う意識などは微塵もなかった。

それと同じ感覚だったのだ。







学校が終わった午後、いつもの様に小学校5年になる、
しんちゃん、なおさん、kizz_armyの3人は
しんちゃんの家で遊んでいた。

しんちゃんのお父さんは今でいう所のアウトドア派であった。
その知識は、近所の子供連中にしてみれば憧れであった。
更にしんちゃんのお父さんは、プラモデルを作ったりラジコンを作ったりと
更なる憧れを抱かさせる引き出しを、いくつも持っていた。

その息子であるしんちゃんもそう言った知識は当然他の二人より
多く持ち合わせている。
その日も、なぜか突然「蜂の子」を捕りに行こうという話になったのだった。

「蜂の子」…
滋養強壮食として有名な食材である。
その位の知識はあったkizz_armyであったが、
実際にそれを突然食べる事になるとは思っていなかった。
なんせ、普通にお店で売っているのは見た事がないし、
夕飯の時に食卓に上がるものでもなかったのだから…

長い棒を持ちビニール袋を提げて、3人は意気揚々と「蜂の子狩り」に出かけた。
近所の家の軒下を覗く…
思ったより「蜂の巣」というモノはあるものだ。
あまりに小さく、いかにも建設中といったものはダメだ。
多少の大きさのあるものを狙う。

「蜂の巣」の先端… 家の壁にがっちりと接着されている部分を狙って棒でつつく…
我が家で幼虫たちのの世話をしている蜂達は一斉に舞い上がり、臨戦態勢をとるのだ…

ここで高い姿勢を取ったり、逃げ惑ったりしたら相手の思う壺…
ここはじっと動かず、低い姿勢から敵の動向を伺い、
落ち着いて行動する事が一番の肝なのである。

それを意識しつつ、更につつく…
すると、フワッと宙に浮く感覚も伴いながらも、「蜂の巣」は地面に
ぽとりと落ちるのだった。

まだ我が家に執着する蜂の成虫に気をつけながらも、
獲物をビニール袋に入れて、3人は勝利の微笑を交わす。

楽しいのだ… とにかく楽しいのだ…

小学校5年とは言え、「狩りをする」と言う本能が、
その喜びを沸き立たせるのだろうか?
3人は夢中になって「蜂の巣」を捕って行った。

ビニール袋もそろそろ一杯になりかけている。
いよいよ、「蜂の子」を口にする時がやってきたようだ。

まるで前線基地に戻るかのような気分で、
3人はしんちゃんの家に帰った。

最初の作業は、収穫した「蜂の巣」から幼虫を取り出す事である。
丈夫な紙の様な感覚の「蜂の巣」の壁面をパリパリと破り、
中の幼虫を引きずり出す。

中には既に蛹になっているものや、ほとんど成虫に近いものも混ざっている。
取り出したそれらのものは、「命あるもの」である事を主張するように
モゾモゾと動き回っている。

特に油なんぞひかない… いわゆる「空炒り」と言うヤツだ。
フライパンに一気に取り出した「蜂の子」を投入する。

香ばしい匂いが漂う…

しばしの「空炒り」…

裏庭に面した部屋にフライパンごと持ち込み、
3人の前に置いた小皿に、分け前を分配していく…

幼虫、蛹、ほぼ成虫… 3種類が均等に行き渡るように分配していく

そして最後の仕上げ、塩をパラパラと振りかけた。

準備万端、3人で顔を見合わせた後、おそるおそる口に入れてみる。


「うまい!」


「ぷちっ… とろぉ~~~」 である。


文字にすると、若干のグロさは否めないが、
とにかく、今まで食べたものには似た物がない美味さなのである。

しいて言えば、目玉焼きの白身の部分が少し茶色くなった部分の味に似ている。

「蛹」や「成虫になりかけ」はちょっと硬いがうまい事に変りはない。

主となる食事ではないが、自分たちの手で狩り、調理し、口にいれ、
そして、その味に感激した。

命を繋ぐ根源を体験したのだった。

単においしいものを食べたと言うこと以上の何かが
3人の中に生まれた瞬間であったのかもしれない…


常に人間の欲と言うものは、「もっと」が付いて回る。
それは小学校5年の彼らだって同じことだ。

「もっと食べたい」

極自然な、アタリマエの欲求だった。

そして、それは3人が同様に感じた感情だった。
だって、お互いの顔を見ればそれはあまりにも明らかな事だったのだから…


「又狩りに出かけられる」
「同じ体験ができる」


又もや意気揚々と、出かける3人の姿があった。


「蜂の巣」を探して、近所をうろついているのだ。
普段は見過ごしているようないろんなの景色も目に入ってくる

ある路地に差し掛かったとき、
コンクリートブロックに囲まれた「雑木林」の様な所が見えた。

雑草が膝より上まで生い茂り、いくつかの木もあった。
そして、その木にはツルが絡まり、まさに「雑木林」に見えたのだ。

奥の方に、オレンジの実がなっている木があった。

よく見ると「びわ」が実っていた。

「びわの木」だったのだ。

「びわ」位は食べた事がある。
タネは大きいが、甘くてうまい!







特に「盗む」と言う意識はなかった…
テレビやマンガに出てくる、ちょっと昔の典型的な悪ガキの
真似をしていると言う意識もなかった…





「蜂の巣」を取るのと同じ様な感覚だった。


コンクリートブロックの壁を乗り越えて、
3人はこのオレンジに輝く実をとってそれぞれ口にいれた。


「びわってこんなにうまかったっけ?」


そのおいしさはあまりに衝撃的だった。

木からとったそのままを口に入れたという行動も手伝ったのだろうか?
その自然な甘さは、今まで経験した事のないような、
全身に染み渡るような感覚を伴っていた。


こんなにおいしいものが、「蜂の子」と同じ様に簡単に手に入るとは…
その事も衝撃だった。


「自分で狩りをする」と言う事への本能的な喜びを経験したばかりだった3人には、
この「びわの実」はまさに禁断の実だったのである。




つづく…



※この話は史実を元にしたフィクションです。(^^;


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by kizz_army | 2006-01-26 10:43
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